機械航空系院試&研究生活日記 blog

院試に関する情報を発信していくブログ(今までコメント不可なしでしたね笑)

名大の機械系院試の追加情報

どーも、TNです。

名大に入学してから研究室に関して知らなかったことがあったので追記しておきます。

 

まずは名大の機械系には3種類の専攻があります。

  1. 機械システム専攻
  2. マイクロ・ナノ機械理工学専攻
  3. 航空宇宙工学専攻

の3つです。

私は航空宇宙工学専攻を第1希望にして院試を受け、航空宇宙工学専攻に合格しました。それぞれの専攻の倍率は、

  1. 1.45倍
  2. 1.14倍
  3. 1.70倍

とのことです。(とあるサイトを参照)

実際にそのぐらいだと思います。なので航空宇宙工学専攻が一番難しいです。普通、航空宇宙工学に関する研究がしたければ、航空宇宙工学専攻に合格しないといけないように思いますよね?実際は機械システム工学専攻やマイクロ・ナノ機械理工学専攻であっても、航空宇宙工学専攻の研究室を希望することが出来るのです。これ本当にびっくりしました。実際に私が所属する研究室には機械システム工学専攻の人が2人います。なので、航空宇宙工学に関する研究をしたいだけならば、倍率の低いマイクロ・ナノ機械理工学専攻を第1志望にするのはありだと思います。

しかし、一応デメリットもあり、受講しなければいけない講義は所属する専攻の講義ですので、航空宇宙工学に関する講義を受けたいのであれば、航空宇宙工学専攻に入学する必要があります。

この情報は外部生にとって大事だと思ったので書いておきました。また質問がありましたら気軽にコメントしてください!

 

名大院,東北大院(機械航空系院試)の専門科目の勉強法について

TNです。専門科目の勉強方法とおすすめの参考書について書いていきたいと思います。今回の構成はこんな感じです。

  • 院試の選択科目の選び方
  • 材料力学
  • 熱力学(熱工学)
  • 流体力学
  • 機械力学(振動工学)
  • 制御工学
  • 機械系大学院への四力精選ついて

院試の選択科目の選び方

名古屋大学の院試では材料力学、熱工学(伝熱工学を含む)、流体力学、機械力学、制御工学のうち3科目を選択します。私は熱工学、機械力学、制御工学の3科目を選択しました。東北大学では2科目選択だったので、熱力学(伝熱工学を含まない)、機械力学、制御工学の3つを勉強し、保険を作っていました。私がなぜ熱力学、機械力学、制御工学を選択したかというと、熱力学は得意だったので選択し、機械力学と制御工学は似ているところが多いので勉強しやすいと思ったからです。また名古屋大学では力学が出題されます。力学と機械力学はかなり似ているのでめちゃくちゃお得です。材料力学は計算が複雑で本番の計算ミスが怖く、選択できませんでした。流体力学はいい参考書は見つけられなかった上に、航空系の流体力学は範囲が定まっていない気がしたので選択しませんでした。合格した後に選択科目について考え直すと、それぞれの科目の優先度は次の通りです。

  • 材料力学 優先度 A
  • 熱工学 優先度 S(伝熱工学を含まない場合) B(含む場合)
  • 流体力学 優先度 C
  • 機械力学(振動工学)優先度 SS
  • 制御工学 優先度 SS(現代制御を含まない場合) A(含む場合)

なので

機械力学+制御工学+材料力学or熱工学(名古屋大の場合)

機械力学+制御工学+熱力学(東北大の場合)

が良いと個人的に思いました。

 

材料力学

自大の院試では材料力学を使い、名古屋東北の院試勉強の途中まで材料力学を保険に使う予定だったので、その時の勉強方法とおすすめの参考書を書いていきます。

*勉強方法

とりあえず過去問を解きまくりました。自大、名大、東北大の過去問10年分以上を2周ぐらいしました。そこで生まれた疑問を参考書や図書館等で解決していました。何回も言いますが、過去問演習が院試勉強の軸になります。

 

*おすすめの参考書

かなり分かりやすい、院試のレベルよりは少し低い。

過去問を解いて分からないところはこの本で調べて解決していました。院試範囲は網羅されていると思います。

勉強手順は

  1. やさしく学べる材料力学で院試範囲をだいたい勉強する
  2. 過去問を解答等を参考にしながら解く
  3. やり直し(jsmeで調べたりする)
  4. 過去問演習

でいいと思います。

 

熱力学・伝熱工学(熱工学)

名古屋大学では熱工学が出題されます。熱工学は熱力学+伝熱工学です。それぞれの勉強法を書いていきたいと思います。

*熱力学の勉強方法

過去問演習がメインです。自大、名古屋大、東北大の過去問を10年分以上を2周しました。そこで苦手な分野を発見し、次にあげる参考書や問題集で勉強しました。

 

*熱力学のおすすめ参考書

 

良い本です。院試範囲を網羅している上に、読み切るのに時間がかからない。この本でササっと勉強して過去問演習に手を付けてほしいです。

 

これも良い本ですが、読み切るには時間がかかるので特にこだわりがない場合は例題でわかる工業熱力学を使う方がいいと思います。詳しさはこちらの方が上です。

 

機械系院試の専門科目では珍しいマセマシリーズの演習本。これは6章の熱力学的関係式がドンピシャで名古屋大、東北大の出題傾向にあっています。6章のためだけに買うのはもったいないので図書館等で借りると良いでしょう。

勉強手順は

  1. 例題でわかる工業熱力学で院試範囲をだいたい勉強する
  2. 過去問を解答等を参考にしながら解く
  3. やり直し
  4. 過去問演習(周回し終わって余裕があるならマセマの6章)

でいいと思います。

*伝熱工学の勉強方法

過去問演習一択と言いたいところですが、伝熱工学は2021年度から出題された(名古屋大のみ)なので過去問が1年分しかありません。なので東工大の昔の過去問を問題集代わりに使っていました。参考書をあまりいいものがなくかなり勉強が大変だった科目でした。その分、院試に出題される問題は簡単なものしかなく穴場でもあると思います。

*伝熱工学のおすすめの参考書

 

伝熱工学の参考書で唯一分かりやすかった本です。この本を片手に東工大の過去問を解いていました。

名古屋大の伝熱工学の出題範囲は、

  • 伝導伝熱
  • 対流熱伝達

の2つで、この本の1章、2章、3章、4章(熱通過まで)、6章を勉強すると良いです。

 

難しい。図解伝熱工学の学び方に載っていない部分だけこれで調べることがありました。

勉強手順は

  1. 図解伝熱工学をだいたい勉強する
  2. 東工大、名古屋大過去問を解答と参考書を参考にしながら解く
  3. やり直し
  4. 過去問演習

が良いと思います。

 

流体力学

*勉強方法

流体力学は自大の院試しか経験していないので、それについて書いていきます。自大は旧帝落ちがいく私立って感じです。勉強法は変わらず過去問演習を軸に復習する感じでした。10年分ほど演習し、怪しい部分を教科書(大学指定)で復習しました。

 

*おすすめの参考書

院試勉強に使った参考書というよりは、大学の授業などの復習や演習に使った参考書を紹介します。

 

いつもの。そこそこ分かりやすいし内容を十分?流体力学はこの本で学びました。

 

演習本!かなりおすすめです。問題数を多く、解説をかなり充実しています。

名古屋大、東北大の勉強方法は書けるほどわかっていないので割愛させていただきます。

 

機械力学(振動工学)

*勉強方法

過去問演習からの教科書復習(ガチで全部これ)

名古屋大学を受験する場合、基礎科目の力学と範囲がかぶっているので超おすすめ科目。

 

*おすすめの参考書

 

大学指定の教科書、めちゃ分かりやすいしとてもおすすめ。ちょうどいい問題数で手を動かしながら勉強できます。

 

剛体の力学は機械力学(振動工学)でも出題されるので、これで勉強していました。この本は少し難しいので、合わない人には、

 

がいいと思います。基本的なことは習得できます。

 

勉強手順は

  1. 振動工学の基礎で院試範囲をだいたい勉強する
  2. 過去問を解答等を参考にしながら解く
  3. やり直し
  4. 過去問演習

でいいと思います。

 

制御工学

*勉強方法

制御工学は古典制御と現代制御の2種類あります。名古屋大学東北大学では両方出題されます。名古屋大学は最近出題されるようになったので過去問はほとんどありません。なので東北大の過去問20年分と問題集で勉強しました。

 

*おすすめの参考書

 

やや難しいが院試範囲を網羅しており、問題数も多すぎず少なすぎない感じでよい。

 

jsmeシリーズ。古典制御、現代制御の両方が学べるためコスパがいい。制御工学は手を動かして勉強したい。この本は問題が少ないのが玉に傷。

 

問題を通して学ぶタイプ。現代制御は基本これでいいが理論の記述があまりないので、私はjsmeなどと併用して使っていた。

 

上の本と同じ著者が書いた本。jsmeが合わない人はこの本がいいと思う。同じ著者が書いているのでとてもよかった。

 

勉強手順は

  1. フィードバック制御入門と演習で学ぶ現代制御理論で院試範囲をだいたい勉強する
  2. 過去問を解答等を参考にしながら解く
  3. やり直し(jsmeなどを用いて復習)
  4. 過去問演習

でいいと思います。

 

機械系大学院への四力問題精選について

 

 

機械系院試のブログにはこの本が良くおすすめされています。実際に手に取って解いた感想を書いていきます。

私はこの本は院試勉強に必要ないと思います。理由を説明します。

まず前提として院試勉強は院試に受かるための勉強です。(当たり前)その際に研究すべきものは目指す大学で出題される問題のみです。院試は大学入試とは異なり、大学ごとに問題の傾向がかなり違います。そのため、他の大学院の問題を解いても効率的とは言えません。もちろん全くやっても意味がないとは思いませんが、過去問を何周も繰り返す事の方が圧倒的に大事だと思います。

 

長くなってしまいましたが、これで終わりたいと思います。

名古屋大院工学研究科航空宇宙工学専攻の院試合格倍率について

TNです。今回は院試(名大)の合格倍率などについて語っていきたいと思います。

今回の構成はこんな感じです。

  • 院試の倍率
  • 合格に必要な点数
  • 第1志望の研究室に配属されるには

院試の倍率

2022年度の名古屋大学大学院航空宇宙工学専攻の受験人数は77人でした。合格人数は57人と思います。(ソースは研究室配属表)

倍率を計算すると1.35倍になります。これはあくまで内部生も含んだ倍率になっているので外部受験者はしっかり勉強しましょう。外部だけの倍率は正確にはわかりませんが見ている感じ2倍ぐらいだと思います。

 

合格に必要な点数

合格に必要な点数は6割ぐらいだと言われています。ここでいう合格は希望した研究室に合格することを指していません。

 

第1志望の研究室に配属されるには

院試に合格したとしても、第1志望の研究室に配属されるかはわかりません。名大がどのように研究室配属を決定しているかについて説明したいと思います。

研究室配属は院試の点数によって決まります。院試を受ける前に希望研究室調査書を提出し、その調査書と院試の点数を参考に研究室配属を行っています。私はそこそこ高得点で院試に合格した(多分)ので無事に第一志望の研究室に配属されました。9月30日の仮研究室配属では研究室が確定した人は33人でした。やはり希望の研究室に配属されるには院試で上位の成績を取る必要があることが分かります。

 

今回はこの辺で終わりたいと思います。

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東北大学大学院 航空宇宙工学専攻 院入学試験の内容ついて

TNです。

前回は名大院の院試について書いたので、今回は東北大院の院試について書いていきたいと思います。

構成はこんな感じです。

  • 院試前日(Google Meetの動作チェック)
  • 院試1日目(数学・専門科目)
  • 院試2日目(面接)

 

院試前日(Goole Meetの動作チェック)

東北大学大学院の2022年度の院試は、コロナの影響でオンライン試験となりました。そのため、院試前日にGoogle Meet(Zoomみたいなやつ)の動作チェックが行われました。Goole Meetに入ると試験官みたいな人が一人いて、注意事項などの説明を受けました。特に変わったことはなかったです。

 

院試1日目(数学・専門科目)

院試1日目は数学と専門科目の試験でした。数学は数学A、数学Bに分かれており、それぞれ試験時間は1時間でした。専門科目は材料力学、熱力学、流体力学、機械力学、制御工学から2科目選択でした。試験時間は1時間で、私は機械力学と制御工学を選択しました。出来は数学Aが9割、数学Bが8割、専門科目が7割でした。

 

院試2日目(面接)

院試2日目は面接でした。面接の内容は志望理由のみでした。1分ぐらいで終わるので対策は不要だと思います。

 

今回はこんな感じで終わりたいと思います。

 

 

名古屋大学大学院 航空宇宙工学専攻 院入学試験の内容について

TNです。

このブログでは院試について書いていますが、肝心の院試前後の様子について書いていなかったので今回は体験記みたいな感じで書いていきたいと思います。(今回は名古屋大のみ)

構成はこんな感じです。

  • 院試直前
  • 院試1日目(基礎部門)
  • 院試2日目(専門部門)
  • 院試3日目(面接)

院試直前(8/21,8/22)

私は近畿に住んでいるため、名古屋大院試受験の際はホテルに泊まることになりました。8/21に名古屋に到着して8/22に試験会場の下見、8/23から院試という流れでした。ホテルは名古屋大まで電車で20分ほどの栄にありました。(名古屋の中でもかなり治安の悪いところなのですごく怖かったですw)8/21はホテルにチェックインし、適当に晩御飯を食べて寝ました。8/22は朝から名古屋大学に行き、院試の会場を下見した後図書館のスタバで過去問を解いていました。

 

院試1日目(基礎部門)

院試1日目の試験内容は基礎部門(数学・力学)でした。試験時間は3時間で結構長いです。解き終わった後の感触としては9割ぐらいでした。めちゃくちゃ安心しながら寝ることが出来ましたw

 

院試2日目(専門部門)

院試2日目の試験内容は専門部門(熱工学・流体力学・振動工学・材料力学・制御工学のうち3つ選択)でした。こちらも試験時間3時間で長いです。解き終わった後の感触は7割5分~8割でした。試験中にちょっとしたアクシデントがあってすごく焦りましたが、最終的には自分の力を出し切れたと思います。ちなみに選択科目は熱工学・振動工学・制御工学でした。

 

院試3日目(面接)

院試3日目は面接です。受験者はみんなスーツをきていました。面接内容は以下の通りです。

  • 志望理由
  • テストの出来について
  • 合否

まさかの合格発表ですw

志望理由に関しても2分ぐらい話すだけで終わり、テストの出来も「自分の力は出し切れたと思います。」というだけで終わりました。面接全体で5分もかかっていないと思います。合否に関しては、「第1志望の研究室の合格点を超えています。」と伝えられました。点数によっては「合格圏内だけど第1志望の研究室かは分からない」と伝えられる人もいたみたいです。(ソースはTwitter

なので名大航空機械系院試の面接対策志望理由を考えるだけで大丈夫ですw

 

今回はこんな感じで終わります。東北大の院試の様子やその後の研究室配属に関することについても書いていくつもりなので見ていただけると幸いです。

名古屋大院,東北大院(機械航空系)の院試数学・力学の勉強法について

TNです。今回は院試における数学、力学の勉強方法について話していきたいと思います。今回の構成はこんな感じです。

  • 各大学院の数学・力学の出題範囲
  • 数学の勉強法やおすすめの参考書
  • 力学の勉強法やおすすめの参考書
  • 機械力学と力学の違いについて

の4つになります。

 

各大学院の数学・力学の出題範囲

まずは名大数学の出題範囲です。

の4つです。

次に東北大数学の出題範囲です。

の7つです。数学の出題範囲は東北大の方が広いことが分かります。難易度に関しては、ここ近年東北大の数学の試験時間が60分になったことから(60分×2)名大の方が問題は難しいと思います。(個人的な感想です)

名大力学の出題範囲はどこにも明記されていません。簡単にまとめるならば

だと思います。剛体の運動が一番出題されていると思います。過去問を解きながら参考書を読んでいくと良いと思います。東北大では力学の試験はありません。

 

数学の勉強法とおすすめの参考書について

私の数学の勉強法は

  1. 過去問を解いてみる
  2. 間違えた問題のやり直し(参考書をみながら)
  3. 間違えた問題の範囲を参考書で復習
  4. これを10年分行う
  5. 苦手な範囲を特定して参考書で復習
  6. 過去問ひたすら周回、やり直し、参考書復習

という感じでした。最終的に名大は12年分3周、東北大は11年分2周行いました。

また、院試勉強を始めたときに過去問が全く分からないという場合は次におすすめする参考書で軽く勉強した後に過去問を解いてみると良いと思います。

おすすめの参考書

 

マセマシリーズです。院試範囲すべてに対応する科目があるので必要に応じてそろえると良いと思います。私はほぼ全部揃えました。

なぜマセマシリーズが良いのかというと

  • 分かりやすい
  • 読み切るのに時間がかからない(一番大事)
  • 例題がそこそこついていて手を動かしながら理解できる
  • 解説がそこそこ丁寧

というのが挙げられます。もちろん短所もあります。それは院試に出題される範囲を完全に網羅することが出来ない点です。これに関しては図書館等を利用していくのが最もコスパが良いです。マセマ以外におすすめを挙げるのであれば、

 

がおすすめです。私が重視している読み切るのに時間がかからないを満たしており、院試数学の範囲をこの本1冊で網羅できるのでコスパです。

ここで注意してほしいのは院試勉強のメインはあくまで過去問演習です。参考書の勉強はできるだけ早く終わらせていきましょう。

 

力学の勉強法とおすすめの参考書

私の勉強方法は、

  1. 過去問を10年分ぐらい解く
  2. やり直しをしつつ苦手範囲を見つける
  3. 苦手範囲の復習を参考書で行う
  4. 過去問を周回
  5. 過去問を覚えてしまったので問題集を解く

といったものでした。

私の場合、大学受験でかなり力学が得意だったので過去問10年分をいきなり解いていきました。もし力学が苦手な場合、1年分だけでも解いてみてから参考書で復習していくと良いと思います。

力学のおすすめの参考書はあまりないです。一応私が使っていた参考書を載せていきます。

 

大学2年生の時に買った本。面白いが院試のための本としては微妙。

 

安定のマセマ。力学苦手な人はとりあえずこれでいいと思います。ただ不十分感は目立ちます。

 

演習本。解説丁寧でレイアウトもきれいなのでおすすめ。過去問演習で飽きたときにでも。

 

演習網羅本。院試の問題でわからない時に辞書として使いました。図書館で借りるといいかも。(この本を参考書として使うのは絶対NG

 

力学と機械力学の違いについて

機械系の院試を受ける際に、力学と機械力学(振動工学)を混同してしまうことがありました。様々な機械系院試ブログを拝見したときに、力学と機械力学の勉強方法・参考書等は一緒にして書かれることが多いです。ここでは私なりに力学と機械力学の違いを簡単に伝えたいと思います。一番の違いは振動をメインで扱うか否かだと思います。

機械力学は振動の物理的解析が主な学習内容であるのに対して力学は振動以外の運動について解析するという違いがあります。専門科目について書くときに機械力学の勉強法について説明したいと思います。

 

今回は以上で終わりたいと思います。次回は専門科目について書いていきたいと思います。

 

名古屋大院,東北大院のtoeicについて

TNです。今回は、院試に必要であるtoeicについて書いていきたいと思います。

今回の構成はこんな感じです!

  • 院試合格に必要なスコアはどのくらいなのか?
  • 私が提出したスコア
  • toeicのスコアの推移と勉強時間
  • 実際にどのように勉強したか?

の4つに分けて話していきたいと思います。

 

院試合格に必要なスコアがどのくらいなのか?

結論は目指す大学院と研究室の人気によってかなり左右されると思います。私が受験した名古屋大学大学院航空宇宙工学専攻では、受験者の平均スコアが(合格者ではなく)750といわれています。(研究室訪問で聞きました)一方、東北大学大学院航空宇宙工学専攻では700あれば十分と伝えられました。(これも研究室訪問で聞きました)この通り同じ難易度といわれている大学の同じ専攻でこうも変わることが分かりました。この事から、院試合格に必要なスコアは目指すところに大きく依存することが分かります。

ではどうすれば必要なスコアを知ることが出来るのか?

研究室訪問一択です。SNSなどを駆使して目指している研究室に所属する院生と繋がるのもありです。しかし基本的には研究室訪問をするのがベストだと考えています。他に得られる情報が多いので。。。

 

提出したスコアについて

私が大学院に提出したスコアは740です。名大を受験するにはちょっと心もとなく東北大を受験するには安心といった感じでした。私がこのスコアをとったのは3年生の10月なのであと何回か挑戦することはできたのですが、なんやかんやサボってしまい結局院試までtoeicを一回も受けず提出することになりました。もし名大の機械航空の院試を受けるのであれば、800とると安心できると思います。

 

toeicのスコアの推移と勉強時間について

TOEICのスコアの推移(勉強スケジュール)は次のようになってます。2年生の2月から始めています。

  • 2月 → でる1000と英単語 40時間
  • 3月 → 公式問題集と英単語 70時間
  • 4月 → 公式問題集とでる1000  75時間

4月に初受験しスコアは615でした。

  • 5月  → 公式問題集のみ 50時間

5月に2度目の受験をしスコアは660でした。

  • 6月7月は大学で忙しく英語は触りませんでした。
  • 8月 → 精選模試 40時間
  • 9月 → 精選模試 90時間
  • 10月  → 公式問題集 10時間

10月に3度目の受験をしてスコアは740でした。

トータル時間は約400時間でした。私はめちゃくちゃ英語が苦手だったのでかなり時間をかけてしまいました。ただ英語の勉強を早めにしていたので特に急ぐことはなかったです。他大学進学を考え始めた瞬間にtoeicの勉強を始めるぐらいが良いと思います。

 

実際にどのように勉強したか?

主に用いた参考書とその使い方をまとめてみました。

金フレ

無難of無難 こだわりがないならこれでいいと思います。単語はこれのみやっていました。

 

公式問題集 

これは必須だと思います。実際のtoeicの試験を作っているETSが出版しているのでこれ以上のtoeic対策はないと思います。唯一の欠点は本番より簡単なことです。

使い方としては

  1. 問題を解く
  2. 間違えた問題の直し(Part1からPart4はシャドーイング、Part5は文法チェックと単語暗記、Part6,7は精読)
  3. リスニングは何周もシャドーイング、リーディングはPart6,7は10週ほど通読

みたいな感じでした。

 

でる1000

Part5,6はこれでほぼ完ぺきになりました。根性で3周したのでPart5,6は9割以上とれていたと思います。

 

 

精選模試リスニング&リーディング

実際のtoeicのレベルにかなり近い(なんなら難しい)

勉強方法は公式問題集と同じでした。これのおかげで700超えれたと思っています。おすすめです。

 

今回はこのぐらいで終わりたいと思います。次回は数学や力学について書いていきたいと思います。